27、カザフスタン

痛恨のミスをした後のフォローの意味で車中泊をしながら外国人が出入国できるゲートに一気に走った。

今度は沢山の車が並んでいた。並びながらふと左を見るとオンボロのキャンピングカーが何台も競い合って商売をしていた。

POCCNRをスマホで翻訳すると、「保険」と出てきた。あぁそうか、自分の持っている自動車保険はロシア内のものでカザフスタンでは使えないのかと理解して、キャンピングカーにパスポートや車検証などを持って入ると、おばちゃんがノートパソコンと安物の携帯プリンターで3分ほどで保険証書を作ってくれた。

今回の国境は、前日訪れた簡易版の検問ではなく、キチンとした作りだった。

建物の中でパスポート検査を受けた。なにしにカザフスタンへ来た?と聞かれて、「アスタナの万博を見に来た」というと一気に係員の態度が変わりウェルカム状態になった。日本人がここを万博を見に通るのは初めてらしい。確かに昔あった日本の万博に外国人がはるばる来たと言われたら嬉しいもんだなと思い出して、それからは、「アスタナの万博に来た」がいろんな問題を解決する魔法の呪文になった。

しっかりとした税関検査やパスポートチェックをみていると昨日の検問所でもし入国していたらたぶん出国はできなかったなと思った。

 

カザフスタンに入るとこれまでの適当に作られた2車線道路からビシッと整備された「4車線道路」になった。それだけでも都会に入った感じで期待がもてた。

 

カザフスタンは、石油・ウラン・石炭・その他豊富な鉱物資源で金持ちの国として中央アジアに君臨している。20年前に南にあったアルマトイから北のロシアに近いところに首都を遷都し、コンペ1位になった日本の黒川紀章デザインの都市設計でいちから超未来都市を作っている。最新の道路といい、万博といい、超未来都市といい、新しもの好きのジャパニーズの心をくすぐるものがあった。

かっこよすぎるぜアスタナ。期待は最高潮に達した。