79、マッターホルン(スイス)6

リッフェル湖からのマッターホルンを長い時間眺めたのでリッフェルベルグ駅を目指してハイキングしてみることにした。ビデオにもあったように湖の右側を通って続々と降りていく。このハイキングルートはとてもイージーで、本格的な登山用具は必要なかった。短パンやジーンズでもOKで靴は運動靴さえ履いていれば大丈夫。

驚いたことにマウンテンバイクで下山している人がいた。ここからツェルマットの駅まで40kmをダウンヒルしながら降りることができるので、マウンテンバイクを趣味にしている人はぜひチャレンジを。もちろん上りは登山列車に一緒に積み込む。ツェルマットの街でレンタルバイクがあるのでそれを借りても可能。ただ、このビデオの映像のところはなだらかな坂だったが、先に進むと急坂のがれ場もあるので、すべてを乗って降りるのは危険。時々担いで降りていた。

大型犬も一緒にハイキングしている。ワンちゃんもリードを繋いで登山列車に乗ることができる。下山しているときはリードも外してもらってフリーで楽しそう。

5歳程度の子供や老人も普通に降りていく。左奥には赤ちゃんを抱っこしたお母さんも降りていっている。足場は少し悪いが、危険な場所はないので、よほどの悪天候か強風でなければ大丈夫。天気の良い春から秋にかけては普段着でマッターホルンを眺めながらハイキングが楽しめる。

世界的に有名なマッターホルンをこんなふうに簡単に楽しめるとは思ってもみなかったのでかなり驚いた。日本で富士山に登山をしたときは死にそうになるくらい大変だったので、もしこのように簡単に登れて自由にハイキングが楽しめれば面白そう。

リッフェルベルグ駅まで降りてくれば大きいレストランがあるので、皆ここで休憩をしていた。お腹も減っていて喉も乾いていたのでここが見えた時は嬉しかった。

雄大なマッターホルンを眺めながら巨大ソーセージとポテト、スイスビールが美味かった。

しかし、美しい自然を満喫しながら運動すると気持ちいい。できれば忙しく通り過ぎる1泊2日でなく、1週間ほど滞在して、自転車でのダウンヒルや最初の駅の森林のハイキングやキャンプや川遊びなどをして過ごしたかった。ヨーロッパ人は楽しい遊びを知っていて羨ましかった。

ヨーロッパに1ヶ月半いたが、このマッターホルンが心に残る観光地・もう一度来たい観光地・友達に勧めたい観光地「ベスト1」だった。