2019年まで日本の境港と韓国、ウラジオストクを結んでいたフェリーがこの夏やっと復活した。名前も同じイースタンドリーム号。詳しくは下記の記事で!
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山陰「境港」が再び大陸の入口に
2019年まで運航されていた日本-韓国-ロシアの3国を結ぶフェリー航路が、2024年8月から復活します。船は5年前と同じ。ただし会社が異なります。
この航路は鳥取県の境港と、韓国の日本海に面したトンヘ(東海市)、さらにロシア極東のウラジオストクを結びます。2009年から2019年まで、韓国のDBSクルーズフェリーが日本唯一の3国にまたがる旅客航路として運航していましたが、日韓関係の悪化による旅客の激減、さらにコロナ禍のなかで、同社は廃業しました。
その後、同社が運航していた「イースタン・ドリーム」を韓国のトゥウォン商船(DuWon Shipping)が買い取り、トンへ-ウラジオストクで運航。このたび境港発着の試験運航を経て、8月3日(日)境港発より、日本からの旅客輸送を開始することとなりました。
トゥウォン商船はすでに、フェリーが発着する境港の「境夢みなとターミナル」に日本法人「イースタン・クルーズ&フェリー」の事務所を立ち上げています。ちなみに、この「イースタン・ドリーム」はもともと、日本のマリックスラインが鹿児島-奄美-那覇航路で運航していた「クイーンコーラル」です。
イースタン・クルーズ&フェリーによると、運航スケジュールは次の通り。境港への寄港は週1回となります。
【境港】日曜19時発→【韓国トンへ】月曜9時着/火曜15時発→【ロシア・ウラジオストク】水曜16時着/木曜14時発→【韓国トンへ】金曜13時着/同18時発→【境港】土曜9時着
片道運賃は、境港―トンヘが日本円でシングル2万5000円(エコノミークラスベッド)から、境港ーウラジオストクが6万4317円(同)からです(諸税等別途)。9月1日まではオープン記念価格が設定されているグレードもあります。船内レストランは朝食が8000ウォン(約900円)、ランチ・ディナーが1万5000ウォン(約1700円)となっています。
なお、イースタン・クルーズ&フェリーによると日本のウェブサイト開設が遅れているため、予約は電話で受け付けるということでした(0859-21-9077)。運賃は当日支払いもしくは振込となります。
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続報!すでに予約された方がいました。クレジットカードが使えずに苦労してwizeで海外送金して予約成功されたよう。
境港の公式ホームページでも記載されています。定員530名、車両350台。市長も来て、イースタンドリーム号の入港を大々的に祝ったらしい。境港はイースタンドリーム号の為に港を作ったらしい。
https://symt.tottori.jp/info/5851658
イースタンドリーム号の公式ホームページができていました。オンラインのチケット予約もできそうです。
http://www.dwship.co.kr/ko/main/
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ロシア横断はホントに可能??
ウクライナと戦争状態(外務省通達:渡航中止勧告レベル3)なのに、日本から車やバイクを積んでロシアに行っていいのか?クレジットカードが使えない状況で日々の支払いをどうするのか?グーグルマップは使えるのか?保険ははいれるのか?翻訳ソフトはつかえるのか?なんの後ろ盾もない日本人が能天気に旅行していて当局にスパイ容疑で捕まったりしないのか?親米の日本人に対してロシア国民感情はどうなのか?ロシア経由の日本人と問題になっている不法移民を西欧諸国は国境でどう見分けて正当に扱うのか?等々、不安と謎は相当ありますが、まずはイースタンドリーム号の再出発を喜びたいと思います。