65、レブル500発進準備(バイク装備品)

日本から大事に運んできたホンダ・レブル500。ユーラシア大陸横断しながら海外ツーリングをするために、半年前から予約して発売初日に納車したものを1000キロほど慣らしただけのほとんど新車を持ち込んだ。

こうしてみるとあの小さなNV200にホンダ・レブル500はスッキリとトランポできた。前輪タイヤを運転席と助手席の間に10センチほど入れ込めば後ろは数ミリでバックドアがキチンと閉まる。折りたたみ式のミラーをたたんで高さを下げれば、スムーズに後ろの開口部から乗り入れができた。

500ccは、アウトバーンなどのヨーロッパを走るにはギリギリの排気量かも。これ以下だとあおられて怖い思いをしただろう。レブル500は、アメリカンタイプなので足つきは抜群で狭い路地でのUターンも楽だった。エンジンも最新タイプでウルトラスムーズだった。ハンドルが少し遠いので、販売店の方に頼んで手前に寝かせてもらった。140km/h以上でクルージングするにはタンクを膝で挟めないのとスクリーンがないので最初は辛かったが、段々慣れてきたのか最後はその速度域で走っていた。

発売されたばかりのホンダ・レブル500。

GIVIのパニアとトップケース。

タナックスのツーリングバッグとタンクバッグを乗せて準備完了。

<携行品リスト>

(ウェア)ダイネーゼ皮ジャケット、ホンダ夏用メッシュジャケット、ダイネーゼナイロンパンツ、ダイネーゼブーツ、グローブ。ショウエイジェットヘルメット。コミネプロテクトインナー。レインウェア一式。フリース、下着一式。

夏のヨーロッパは朝夕と昼間の温度差が激しいので夏用と冬用の装備がいる。必ず両方装備したい。マメに着替えて温度調節をしないと体調管理ができなくなる。下着はモンベルなどアウトドア製品が乾きが早くオススメ。コミネのプロテクター付インナーはしっかり作ってあって安心感がある。あと、高速移動なので持っていっていたジェットヘルメットよりネオテックのような開閉式のフルフェイスがオススメ。

(工具・部品)KTCツールキット、ホルツパンク修理剤、CRC556。両レバー。ライト球。

新車同然なのでこれらはほとんど使わなかった。ヨーロッパは未舗装路もないので転ばない限り工具等は最低限でよさそう。

(キャンプ用品)ヘッドライト、バーナー、コッヘル、サーモボトル。

バーナーは家庭用のガス缶を使うイワタニのコンパクトバーナーがオススメ。ボンベはドライブインにおいてある。車と違ってツーリング中はコーヒー程度しか沸かさないので調理用品は少なくていいかも。自販機がないのでサーモボトルは重宝した。移動中、ドライブインには美味しいものが沢山あった。キャンプよりホテルが楽という理由でテント、シュラフ、マットなどは持ってきていたが積載しなかった。

(保安用品)ABUS製ディスクロックとチェーンロック。ブラックバイクカバー。

この3点は絶対必需品だと思う。夜中に一度ディスクロックのアラームが鳴った。ABUSはかなりの音量があるので驚いて逃げ出したようだった。

(電装品)デイトナ外付けUSBソケット、SONYアクションカム、スマホホルダー。一眼カメラ。iPhone2台。iPad、MacBook。モバイルバッテリー。全ての充電器。

外付けUSBは必需品。アクションカムがあると移動中の撮影が可能になる。スマホは音楽とナビ用。この電装品関係は思ったよりかさばる。

(バイクオプション)

ABSが付いていて助かったと思った場面が数回あった。山岳スカイラインに行くとガードレールがないところが多々あるのでABSは必需品かも。

(ケース)

GIVIのトップとパニアケースをつけた。風の影響も受けず豪雨の中を2日間走ったが雨漏りはなかった。日本だといろんな種類のバッグをバイクにくくりつけてツーリングするが、ヨーロッパのライダーはトップケースとパニアだけというスタイルが多い。高速移動時の荷物落下と盗難を防ぐためだと思う。140km/hで巡航中、ゴムがはずれたのか後ろの荷物がバタバタいいだして恐怖を感じたので次ツーリングする際はパニアを大きくしてツーリングバッグをはずすつもり。

車を知人の会社の駐車場に置いて2週間のツーリングに出かけることにした。日本の先輩とイギリスの知人には準備段階から大変にお世話になった。お二人のサポートがあったので思い切って日本を飛び出せたと言っても過言ではない。本当に心から感謝しています。