17、チタ・バイカル湖ラインの鉄道

恐怖の山火事をすぎると、とても景色のキレイなところに出た。

シベリア横断道路は鉄道と並走していると前回語ったが、道路を走っていると、鉄道のあるいろんな景色を見ることができる。

鉄道ファンにはたまらないかもしれない。貨物列車はものすごく長く連結して走っていく。夕方遠くから列車の通りすぎるのを見るのはオモチャのようでとても楽しい。

 

数多くのコンテナ、燃料、木材、石炭などを二両の機関車で引っ張っている。日本の貨物と比べると、一両の幅が広く長さもながい。連結数も70両近くある。ビッチリと隙間なく詰め込んだ大量の生活物資輸送がメインでチマチマしたアマゾンの配達物なんてここには乗せてくれないんだろうなと思わせる迫力がある。

汽車を撮影した後、進んでいくとさらに綺麗な景色が現れた。側道に車を停めて草むらに座ってコーヒーを沸かし、何も考えずじっくりと大パノラマを堪能した。なんだかロシアに来てはじめてリラックスして周りを見ることができた。

もう少しで、3千キロに及ぶハバロフスク・チタ・バイカル湖ラインが終わる。出発前に心配していた、前半の大きな山場を超えた感じだった。