144、複雑怪奇なペルー、マチュピチュ予約

今回、最も予約で難儀したのが、マチュピチュ観光の予約。

世界中からくる富裕層の観光客を食い物にしたい強欲な業者をかいくぐり予約しました。

いつも思うのだが、エジプトのピラミッドは無理としても、この程度の廃墟、あとからいくらでも作って、それらしく宣伝すればボロ儲けやんと思う。

さて、一般の観光客はどんなルートを取ってこの秘境で行くのかというと

リマ空港(飛行機2時間)ークスコ空港ー(バス2時間)オリチャンタンポ駅ー(電車2時間)アグアスシリエント駅ー(バス30分)マチュピチュ

たどり着くだけで待ち時間をいれれば10時間以上。日帰りは絶対無理な行程。なので、様々な怪しい業者が暗躍する。笑

日本の旅行代理店のツアーだと、大体70万はする観光地。現地の業者予約でも15万もする。JTBや近畿ツーリスト以外は、現地業者はすべて「ドル建て」というのも痛い。

さらにクスコは標高3600mという富士山頂上よりも高いところにある都市。心臓に持病がある僕なんかは、クスコに宿泊するなどありえない。行ったことがある人に聞いたら行きと帰りでクスコに2泊して高山病で死にそうだったらしい。

そんな中、バスと列車を乗り継ぐ正規ルートでなく、直接行けないかと探していたらレンタルバイクで乗り込んだ猛者達がいました。

富士山の頂上の標高から麓までバイクで行くのは楽しそうだけど、高山病で倒れて崖から転落するのも嫌だなぁと思い残念ながら却下。

色々考えたあげく、今回は安全第一で万一れてもまわりに人がたくさんいる正規ルートを使うことにしました。ただし、3600mのクスコに2泊してマチュピチュを観光する正規のスケジュールは、金額も高くなり高山病の可能性もあがるので却下。クスコ空港からそのまま2200mのマチュピチュに向かう作戦にしました。

リマからクスコまで飛行機、その後2時間タクシーに乗って高原鉄道駅へ、マチュピチュ駅で降りてそこで1泊。次の日は朝からマチュピチュ観光して同じルートでクスコの空港へ。夜9時にクスコを飛び立ち、1泊2日でリマへ帰るという強行軍です。もちろんこんなパッケージはないので、完全オリジナルです。いいところは、間違いなく酔いそうな山道を2時間も乗り合いバスに乗らなくていいことと朝一番の人が少ない時間帯でのマチュピチュ見学です。

マチュピチュから帰ってきたら、リマから4時間離れたナスカの地上絵を見にレンタカーで移動です。