21、ロシアのホテル事情

ホテルは横断道路の沿線のカフェ&ホテルでなく都市部のそこそこオシャレなところを探して、3つ星クラスの朝食付き5千円程度のところに泊まっていた。

横断道路沿いのカフェ&ホテルに泊まると利便性が良い分だけ少々値段は割高になる。最初の頃、2・3回沿線沿いのカフェ兼ホテルに泊まったが、トラックの走行音がうるさいのとエアコンがついてなかったのでよく寝れなかった。

それからは、車中泊かシティホテルにした。夕方頃に近くの都市部のホテルを予約してからそこを目指して移動していった。都市部は幹線道路から外れるのでそこは不便だった。

僕の場合は後ろに荷物やバイクを積んでいるので、車中泊する際はエンジンをかけてエアコンをつけっぱなしで運転席で寝ていた。運転席で寝る際は大ぶりの首枕があると爆睡できるのでおすすめする。車中泊も長距離トラックの運転手と同様に3時間ほど仮眠して運転する方法にしたら走行距離がかなり伸びた。

ワゴンの後部座席で寝る方が疲れは取れそうだが、管理されたキャンプ場と違い道端の駐車場なので熟睡してしまうと強盗等に襲われたときにすぐに対処できないのが怖い。実際あまりに眠くて長距離トラックがいない小さな公共駐車場で仮眠していて、寝ぼけながら外に出た途端、若いロシア人が近寄ってきてからまれた。すぐに車に飛び乗って移動したのでことなきを得たがエンジンをかけたままで即移動できると心強い。

宿泊費を浮かすためにロシアでのテントキャンプはおすすめしない。まずキャンプ場を見つけるのが難しいので結局野宿になってしまう。野宿は野生の動物や大量の虫や強盗などにも無抵抗なのでやめといたほうがいい。見たこともない虫もたくさんいたし、放牧の牛に踏まれて起きたなんてことになるかもしれない。僕もテントを持っていっていたが一度も取り出さなかった。

それとホテルの駐車場にはかなり気を使った。柵のある専用駐車場がない場合はキャンセルして他のホテルを探した。どうしてもキャンセルできない場合は防犯アラームの電波が届く自分の窓から見える位置に車を停めた。バイクの場合だとバイクカバーと頑丈なバイクロックと防犯アラームは必需品だ。

ホテルは旅のクォリティを決める大事な要素だ。判断材料が予約サイトしかないので最初は失敗するかもしれないが、徐々にコツがわかってきて安くゴージャスなホテルに泊まれるようになる。車中泊とうまく組み合わせれば日本国内旅行より安く快適な旅になる。安全に海外旅行をするのが目的だが、快適性は追求したい。

 

(ロシアの3つ星ホテル)ロシアは思ったよりけっこうオシャレなホテルが多かった。

都市部のホテルにすると朝食が美味しかった。朝からガッチリ食べて昼をスーパーで買ったランチパックを軽めに食べて眠くならないようにして移動していた。