93、ハンブルグ・運河と埠頭(ドイツ)

ハンブルグはドイツの第二の都市とされているので期待していた。

ハンブルグを地図で見ると、ラベ川という大河が内陸部まで続いている。この川にそって両サイドにドイツは広大な港湾都市を作っている。こんな内陸部に港湾と作る理由は、安全保障のためにしか思えない。さらに街中にある運河にそって港と線路が張り巡らされており、港湾としての利便性を高めている。

世界中から貨物船がここハンブルグを目指してやってくるようだ。なぜハンブルグに寄ったかというと、実は今回の旅行でこの車とバイクをドイツから日本に送りかえすつもりなのだが、その船会社がハンブルグにあるので実際の会社の場所を見ていこうと思ったからだ。

ハンブルグには夕方20時頃に着いたのにまだまだ明るい。アウトバーンを降りてその船会社を探すとコンテナが山積みしてあるところをどんどん寂れたほうに移動していく。

1時間ほど探して船会社を見つけた。はたしてこんな人里はなれたところで車を預けて、帰りのハンブルグの飛行場へ行けるのか不安になったが、係の人がいればタクシーを呼べばなんとかなるだろうと納得した。

すぐ近くに駅があって、そこから人が出てきたのでこの駅からハンブルグ空港へ行けるかと聞いてみたらこの線路は貨物専用で人は乗れないと言われた。人が乗れる駅はここから20分ほど離れたところにあるのでそこに行けと教えてくれた。実際その駅を出て行く汽車には物凄い量のコンテナが連結されていた。線路は各運送業者の巨大なビルに直結されており、貨物船から降ろされたコンテナを直接トラックと貨車に振り分けている。ドイツ人らしい合理性を持った都市作りだ。地図を見てもものすごい数の列車の線路があるのでどれが人間用なのかわからない。不安になったので、帰りの駅がどこにあるのかチェックしてからホテルに行くことにした。

レンガ造りの重厚なabfahrt駅

次は列車の旅もしてみたいなと思わせるプラットホーム。

駅の構内にあった証明写真の機械。真面目そうにみえるドイツの証明写真だが、面白いのはプリクラみたいに背景の色を変えたり髪型を変えたりできる。せっかくなのでふわふわのロン毛で1枚撮ってみた。(笑)