126、憧れのトランスアルピナ(ルーマニア)2

ヨーロッパ最貧国トップ10入りするルーマニア。首都のブカレストの評判がよろしくない。なので、ブカレストを通り過ぎてトランスアルピナの麓にあたる「ピテシュ」まで一気に走ることにする。

今日のホテルは、バイクツーリングのためにバイクを車から降ろしたり整備をしたりするのに便利なガソリンスタンド併設のCELLY HOTEL。さらにツーリングしている間、車を数日預かってもらわなければならない。ホテルにはいるなりフロントの人に、積んでいるバイクでトランスアルピナに行くので車を預かって欲しいと言うと笑顔でOKが出た。チップをあげたら駐車場で監視の効く一番安全な場所を指定してくれた。これで安心してツーリングできる。

ドライブインらしからぬオシャレなレストラン。

で、食べたのはやっぱり肉。欧米は肉がうまい。

今から行くのは。あまりに美しいトランスアルピナ。併設のガソリンスタンドでタイヤ圧やオイル交換やチェーンをチェックしてガソリンを入れて走り出した。

途中でホンダのモンキーに集団でツーリングしている人達を見かけた。ルーマニアでモンキーなんて珍しいので彼らが休憩している所で話を聞いてみると驚いたことにそのモンキーは「中華製」らしい。本物のホンダ車は高いのでしかたなく中華製に乗っているが、我々はまぎれもなき「モンキーファン」だと主張する。

(1967年に国内販売されたホンダ・モンキー。50年前ものと思えない抜群の造形美)

ルーマニアの山奥でホンダファンと言われ嬉しい反面、それが中華製と聞いて悔しい変な感情になってしまった。