6、極東の道路事情

ウラジオストクからハバロフスクに向かって出発した。

ハバロフスクまでは1本道なので道には迷わない。ただ、ウラジオストクの道の悪さには閉口した。直径50センチ程度の穴はそこらじゅうに開いている。片輪が落ちると「ダーン」と強烈な音がする。両輪落ちると「ダダダーン」と大音響がなって、フロントにガッチリと設置しているナビやスマホが宙を舞う。パンクしないのが不思議なくらいだ。日本の居眠り防止のガタガタ道なんてこれに比べれば単なる小さな段差程度だ。ここをバイクで夜間走行するのは自殺行為だなと思ってしまった。

地元の車はさすがに上手で小型車のみならず超大型トラックまでフラフラと蛇行運転を繰り返して穴を避けながら走っていく。この段階ではロシアを抜けるまで延々と数百回は穴に落ちることになるとは思いもしなかった。

シベリア横断道路の完成はまだまだ先のことのようだ。ただ、10数年前の横断者達のブログよりははるかに整備が進んでいる。その当時書かれていた数百キロも未舗装道路というはなかった。せいぜい十数キロだった。オンロードバイクでも問題なく走破できる。ただ、その整備状況が悪いので、車ではギリギリ問題無い部分がバイクでは命取りになる路面は沢山あった。特に天候の変化には注意しないと足元をすくわれそうだ。